最近、ジャーナリングの重要性に気付きました。
ジャーナリングとは、頭に浮かんだ考えを、そのまま紙に書き出していくというシンプルなメソッドです。
どんな効果があるのかというと、
- 自分の気持ちを客観視できる
- 頭の中のモヤモヤを整理できる
- ストレスを軽減できる
- 集中力が高まる
- 否定的な感情が増幅しない
- 心配事、悩み事を整理できる
など、いろいろな効果があります。
会社経営をしていると、さまざまな感情が湧いてくることがあります。
- 社員が思ったように動いてくれず、イライラすることもある。
- 社員のためによかれと思ってしたことに対して不満を言われることもある。
- 経営課題を解消するための良い方法が思い浮かばず、モヤモヤする。
などです。
社長として感情的になってはいけない、論理的に考えていかないといけないと頭では思っていますが、やはり社長である前に人間なので、感情は必ずあります。
この感情を「よくないこと」だと抑え込んでしまうと、それがストレスになると思うんです。
この感情の抑え込みが習慣的になると、身体に何らかのストレス反応として表れてくるのでよくありません。
そこで、感情を抑え込むのではなく、「吐き出していく」ことが重要であると考えます。
吐き出し方は色々あると思いますが、人を相手に吐き出すと、吐き出された相手はたまったものではないと思います。
それに、いつでもできることではありません。
そこで「ジャーナリング」が役に立ちます。
人ではなく紙を相手に書き出すだけなので、いつでもどこでもできます。
お金もかかりません。
私はこのジャーナリングをあなどっていました。
紙に書き出すだけで気持ちが変わるなんてことがあるのか?
頭の中でも同じ事は考えられるので、紙に書いたところで変わらないのではないか?
と思っていました。
でも、一度試してみたら、その効果はてきめんでした。
ある日、仕事上で怒りの感情がかなり強くなっていた時があったのですが、その時の気持ちを何も考えずにMacbookのメモ帳に向けて思いっきり書き出してみました。(紙に書き出すのが標準的な方法だと思いますが、パソコンにキーボード入力でも効果はあるようです。)
すると、すぐに心が軽くなっていることが分かりました。
頭の中だけで考えるよりも文字として書き出した方が自分の気持ちや考えを客観的に見ることができ、冷静になりやすいのです。
しかも新たな視点に気付くことも多いです。
この時も、怒りを覚えた相手にどう冷静に伝えるべきかがハッキリと分かりました。
これ、文字に書き出していなかったら冷静になれず、怒りの感情にまかせてぶつけていたはずです。
このように、ジャーナリングの効果をハッキリと実感しました。
ちなみにMacbookのメモ帳であれば人から見られたくないメモにはパスワードでロックがかけられるので、その点でもジャーナリングにオススメです。
私がなぜキーボード入力という方法にしたのかというと、紙に手書きだと自分の怒りの感情から次々と湧いてくる言葉をリアルタイムのスピードで書ききれない気がしたからです。
キーボード入力だと紙に手書きよりもスピードは速いので、自分の思考をすぐに文字化でき、その点ではストレスなく感情を吐き出していけると思います。
これは人それぞれやりたい方法でいいと思います。
紙にダイナミックに手書きした方がストレス発散につながるという方は、やはり紙の方が良いと思います。
方法にこだわらず、自分の感情を自由に吐き出せれば良いのだと思います。
みなさんも感情が高ぶった時や頭がモヤモヤした時には、だまされたと思ってジャーナリングをしてみて下さい。
きっと効果を実感できるはずです。